介護福祉士を目指すため、実務者研修を受講しています。
実務者研修の申し込みや通信課題、費用などについては、別の記事で詳しく紹介しています。
その中でも、受講前に気になっていたのが「医療的ケア」の授業です。
医療的ケアでは、喀痰吸引や経管栄養について学び、実技評価を受けます。
「実技は難しいのだろうか?」
「手順を覚えられるだろうか?」
「もし不合格になったらどうなるのだろう?」
これから受講する方の中には、このような不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
私も実際に受講してみて、難しいと感じた部分がありました。
特に大変だったのは、実技そのものよりも、声かけを含めた一連の手順を覚えることでした。
今回は、私が受講した実務者研修の医療的ケアについて、授業の流れや実技評価、難しかったこと、学んだことを紹介します。
なお、この記事は私が受講した際の体験談です。授業内容や評価方法は、研修機関や受講時期によって異なる場合があります。
実務者研修の医療的ケアとは?
実務者研修では、介護福祉士に必要な知識や技術を学びます。
その中の一つが「医療的ケア」です。
医療的ケアでは、喀痰吸引や経管栄養に関する知識を学び、演習を通して安全に実施するための基本的な手順を確認します。
私が受講した医療的ケアの実技は、次の5種類でした。
喀痰吸引
- 口腔内の喀痰吸引
- 鼻腔内の喀痰吸引
- 気管カニューレ内部の喀痰吸引
経管栄養
- 胃ろうによる経管栄養
- 経鼻経管栄養
これらについて、授業で手順を確認し、実技評価を受けました。
医療的ケアの実技に合格すれば、現場で実施できる?
今回の研修で説明を受けた重要なことがあります。
それは、実務者研修の医療的ケアを修了しただけでは、介護職員が現場で喀痰吸引や経管栄養を実施できるわけではないということです。
実際に利用者に対して実施するには、所定の条件を満たす必要があります。
例えば、次のような条件です。
- 必要な実地研修を修了するなど、本人が所定の要件を満たしていること
- 資格や研修区分に応じた認定・登録などの手続きを行うこと
- 勤務先が登録喀痰吸引等事業者などとして必要な登録を受けていること
- 医師の指示や看護職員との連携など、安全に実施するための体制が整っていること
必要な手続きは、介護福祉士の資格取得状況や研修区分などによって異なります。
私自身、今回の授業を受けて、実技評価に合格することと、実際の現場で医療的ケアを行えることは別だと改めて理解しました。
詳しい条件については、勤務先や研修機関、自治体の担当窓口などで確認する必要があります。
医療的ケアの授業はどのように進んだ?
私が受講した授業では、複数の受講生と一緒に実技演習を行いました。
実技は、生徒同士で一連の流れを4回確認し、5回目に講師が評価するという形式でした。
最初から手順を完璧に覚えていたわけではありません。
実際に動作を確認しながら、声かけや安全確認のタイミングなどを覚えていきました。
実技評価については、5回目の評価で不合格となった場合、再受講になることもあると説明を受けました。
そのため、評価には緊張感もありました。
ただし、私が受講した際には、部分的な間違いに対して講師から助言がありました。
結果として、私が受講した際には、ほかの受講生も含めて全員が実技評価に合格しました。
もちろん、これは私が受講したときの結果です。
すべての研修で同じように進むわけではありませんし、必ず合格できるという意味ではありません。
喀痰吸引の実技で大変だったこと
喀痰吸引では、口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の3種類について実技評価を受けました。
私が特に大変だと感じたのは、一連の手順を覚えることです。
実技では、器具を操作するだけでなく、利用者への声かけや安全確認なども必要になります。
それぞれの動作を単独で覚えるだけではなく、決められた流れの中で行うことが難しいと感じました。
実際の評価では、手順を思い出しながら進める場面もありました。
しかし、練習を繰り返すことで、少しずつ流れを理解できるようになりました。
最終的には、3種類すべての実技評価に合格することができました。
経管栄養の実技は難しかった?
経管栄養では、胃ろうと経鼻経管栄養の2種類を学びました。
実際に受講した感想としては、実技操作そのものは、慣れていなくてもそれほど難しいとは感じませんでした。
一方で、喀痰吸引と同様に、声かけを含めた手順を覚えることには苦労しました。
経管栄養の実技も、生徒同士で4回練習し、5回目に講師の評価を受けました。
私自身、手順を覚えることは簡単ではありませんでしたが、繰り返し練習することで対応できました。
最終的には、胃ろうと経鼻経管栄養の両方の実技評価に合格しました。
経管栄養の授業で学んだ大切なこと
今回の授業で特に印象に残ったのは、安全確認の重要性です。
衛生管理
経管栄養では、衛生面への配慮が重要であることを学びました。
手順を覚えることに意識が向きがちですが、感染を防ぐための確認や対応も欠かせません。
チューブの位置の確認
チューブが抜けたり、ずれたりしていないかを確認することも重要です。
例えば、挿入部から見えているチューブの長さが普段と違っていないかなど、異常に気づくための観察について学びました。
ただし、外から見える長さだけでチューブの位置が正しいと判断できるわけではありません。
異常が疑われる場合には、自己判断で使用せず、施設の手順に従って医療職などへ報告・確認する必要があります。
皮膚の状態の観察
チューブや固定部分による摩擦で皮膚に傷ができたり、感染につながったりする可能性があることも学びました。
そのため、皮膚の状態を観察することも大切です。
今回の授業を通して、医療的ケアは手順を覚えるだけでなく、利用者の安全を守るために何を確認するのか理解することが重要だと感じました。
医療的ケアの実技評価に向けて予習は必要?
私の経験では、事前に予習しておくことをおすすめします。
実技は一連の流れを繰り返すため、手順を何度か確認しておくだけでも、授業中の理解が進みやすいと思います。
特に、声かけを含めて流れを覚えておくことが大切だと感じました。
もちろん、予習しただけで必ず合格できるわけではありません。
それでも、初めて授業を受ける方にとって、事前に流れを知っておくことは不安を減らす助けになると思います。
私自身、実技操作よりも手順を覚えることに苦労したため、予習と反復練習の大切さを実感しました。
医療的ケアを受講して感じたこと
医療的ケアの授業を受ける前は、実技評価がどの程度難しいのか気になっていました。
実際に受講してみると、手順を覚えることには苦労しましたが、実技操作そのものは想像していたほど難しくありませんでした。
一方で、衛生管理やチューブの位置確認、皮膚観察など、利用者の安全に関わる重要な内容を学ぶことができました。
単に実技評価に合格するだけでなく、なぜその確認が必要なのかを理解することが大切だと感じています。
今回、喀痰吸引3種類と経管栄養2種類の実技評価をすべて終えることができました。
実務者研修はまだ修了していませんが、医療的ケアの授業を終えたことで、一つの区切りを迎えました。
まとめ|医療的ケアは手順の予習と反復練習が大切
今回は、実務者研修の医療的ケアについて、私が実際に受講した体験を紹介しました。
受講して感じたことをまとめると、次のとおりです。
- 喀痰吸引3種類と経管栄養2種類の実技評価を受けた
- 実技操作そのものよりも、声かけを含めた手順を覚えることが大変だった
- 生徒同士で4回練習し、5回目に講師の評価を受けた
- 私が受講した際は、受講生全員が合格した
- 衛生管理やチューブの位置確認、皮膚観察の重要性を学んだ
- 事前の予習と反復練習が役立つと感じた
- 実務者研修の演習に合格しても、現場で医療的ケアを実施するには別途条件を満たす必要がある
医療的ケアの実技評価に不安を感じている方もいると思います。
私自身も手順を覚えることには苦労しましたが、練習を重ねることで合格することができました。
これから受講する方は、研修機関から案内される教材や手順を確認し、無理のない範囲で予習しておくとよいと思います。
私の体験が、これから実務者研修を受講する方の参考になれば幸いです。
なお、私は現在も介護福祉士の資格取得を目指して実務者研修を受講中です。
今後は、介護過程の授業についても、実際に受講した経験を紹介していきたいと思います。

コメント